徳島にもある妖怪まつり!三好市山城町の妖怪まつりをご紹介します

お出かけ

京都や新潟、和歌山など全国にある「妖怪まつり」。徳島県でも毎年11月に妖怪まつりが開催されていて、2018年は11月25日に開催されました。

妖怪まつりに現れる、手作り感あふれるユーモラスな妖怪たちはすべて山城町に伝わる伝説をもとにしています。妖怪のまち、山城町に集結した妖怪たちと妖怪まつりの様子をご紹介します!

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妖怪まつりへのアクセスと駐車場情報

旧 上名小学校(廃校)
〒779-5452
徳島県三好市山城町上名454−2

山城町の妖怪まつりが開催されているのは、旧上名小学校。国道32号線から県道272号線へ入って道なりにまっすぐ進むと到着します。道幅はかなり狭く、くねくねとした山道なので運転にはご注意ください。

妖怪まつりの駐車場

上名小学校周辺には駐車場がありません。イベント開始前に行くと近くに来場者用の駐車場が少しだけ用意されていますが、停められる台数はかなり少なくてほとんどは道幅の広い場所に路上駐車することになります。会場付近には警備員さんがいるので、指示にしたがってください。

イベント開始後は駐車できる場所が目的地の旧上名小学校からどんどん遠ざかり、妖怪パレード目当てに昼から行った私は山道を20分以上歩きました。

年に一度のイベント!2018年の妖怪まつりに行ってみた

徳島県三好市山城町の妖怪まつりは例年11月下旬に開催されていて、2018年は11月25日(日曜日)の開催でした。イベントのスケジュールはこんな感じです。

メインイベントは13:40スタートの「妖怪行列」。妖怪行列は山城町に伝わる妖怪伝説にもとづく40体の妖怪たちが勢ぞろいして会場をパレードします。

この妖怪パレードが気になって、妖怪まつりにやってきました。パレードの前でも妖怪たちは会場をうろうろしています。最初に見つけたのがこの妖怪。

この妖怪は「赤子淵」という妖怪で、昼でも暗い赤子淵に近づくとどこからか赤ちゃんの泣き声が聞こえるという伝承から誕生しました。赤ちゃんなので、よだれかけを付けて手にはでんでん太鼓を持っているのがポイント。

似たような造形の「鬼子」という妖怪は手に斧を持っていて、赤子淵に比べるとちょっと物騒。明治時代に村のお金持ちの家に生まれた赤ん坊にはツノと歯がはえていて、驚く周囲を気にもとめずに斧を持って歩きだし、集落の家に上がりこんでは正月飾りを切り落として周り、お供えを食い散らかして最後は山に消えたという伝承があるワイルドな妖怪です。

妖怪まつりで妖怪に扮しているのは地元の中学生が中心なので、見た目と違ってとても気さくでした。

大歩危妖怪劇団

会場に到着したのが13:00頃だったので、13:15スタートの「大歩危妖怪劇団」の人形劇も見ることができました。大ぼけ妖怪一座はこの日が初舞台だったそうで、貴重な瞬間に立ち会えました。

演目は「藤川大助村はじめ」。鎌倉時代に山城町を開拓した武士が昔からこのあたりに住んでいた妖怪たちに出会い、人間を嫌う妖怪に追い出されそうになりながらも共存する道を模索するという内容でした。

美しい自然が残る山城町の山や川を汚す人間を非難する妖怪たちの言い分はごもっともで、人間としては申し訳なくなります。

最後はこなきじじいの活躍で竜神さまが現れ、人間と妖怪は和解してこの場所で共存できるようになるハッピーエンド。

日本昔話のようなゆったりとした語り口と、思いのほか俊敏に動き回る妖怪の人形が面白い劇でした。

妖怪まつりのメインイベント、妖怪パレード

13:40スタートの妖怪パレードは若干用意に手間取り、遅れてのスタートとなりました。山伏(本物)による先導で、ほら貝の音が響き渡るなか、次々と妖怪たちが現れます。

ゆっくりとした歩みで子供や来場者と触れ合ったり手をふってくれたり、写真撮影にも応じてくれます。メインステージ前にどんどん集まってくる妖怪たち、なかなか圧巻のながめです。

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左から鬼子、一つ目入道、エンコ、大天狗。エンコは河童のような妖怪で、「ドロメキ淵」という場所に近づくと水に引き込まれるという伝承があります。

豪華な着物を着た女子妖怪たちは華やかでかわいかったです。

左からノビアガリ、お初狸の人間バージョンと狸バージョン、野鹿池の乙姫。

「ノビアガリ」はカワウソが化けたもので、見るほどに背が伸びていき驚かしてくるといいます。ただ、目をそらすと消えるといわれるドッキリ系妖怪のようで、人間に危害を加えるわけではありません。

「お初狸」はもとは旅人にいたずらをする狸でしたが、滝に落ちたところを人間に助けられてからは改心し、人々のためにつくす狸となったことで今も「お初大権現」としてお祀りされています。

見た目からヤバイ雰囲気がプンプンするこの妖怪は「歩危のヤマジチ」。


他のほのぼの妖怪と違い、極悪非道の妖怪で田畑を荒らして家畜をさらい、5人と犬2匹がヤマジチの犠牲となったそうです。

村人が困り果てていたところ一人の山伏がヤマジチ退治をかってでましたが、相討ちとなってしまいました。村人を苦しめたヤマジチを命がけで退治した山伏は、水無集落で神社にお祀りされています。

そんな恐ろしいヤマジチも、妖怪パレードではゲゲゲな感じの子供と仲良く会場を練り歩いていますよ。

まとめ

初めて行った妖怪まつりですが、想像以上に楽しめました。地域に伝わる伝承を後世に残すため、過疎が進む町を盛り上げるため、山城町では地域の宝として妖怪をとても大切にしています。

妖怪まつりの会場からは道の駅大歩危も近いので、妖怪まつりに参加する前には道の駅大歩危の「妖怪屋敷」で山城町の妖怪について予習するのがおすすめですよ。

ユーモラスな妖怪たちに会いに、11月に山城町に行ってみてはいかがでしょうか。

 

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