333段の石段がある切幡寺は徳島の隠れた難所。はたきり観音が美しい

お出かけ

切幡寺(きりはたじ)は四国八十八か所霊場第10番札所のお寺です。車で四国霊場を周るお遍路さんにとっては最初の難関となる、333段の石段が待ち受けています。

国の重要文化財である切幡寺大塔からの景色は雄大で、苦労して登ったかいがあったと思えるお寺ですよ。

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切幡寺へのアクセスと駐車場情報

切幡寺
〒771-1623
徳島県阿波市市場町切幡字 観音129

切幡寺は標高155メートルの山の上にあります。「155メートルって山としてはたいして高くないよね?」と思うでしょうが、車道があまり整備されておらず、車一台通るのがやっとの狭い道を進むためイメージほど楽な道のりではありません。

県道12号線を脇町方面へ進み、切幡変電所で右折すると切幡寺への案内標識があるのでそのまま道なりに進みます。

前後の札所からの距離は9番札所法輪寺からは3.8キロ、11番札所藤井寺までは9.3キロとなっています。

切幡寺の駐車場

切幡寺には参拝者用の無料で利用できる駐車場がありますが、台数は少なめでした(20台)。春や秋のお遍路シーズンには車が停められないことがあるかもしれません。

また、切幡寺の難関である石段の手前に駐車することになります。足腰が弱くて階段を登る自信がない人や、スケジュール的に早く参拝を終えたい人は納経所近くにも駐車場があるのでそこまで車で行けます。

納経所近くの駐車場は10台分くらいで、普通車以上は道が狭いため上がれません。

切幡寺の見どころ

「見どころ」とはちょっと違いますが、切幡寺といえばなんといってもこの階段が印象に残ります。駐車場からお寺へ向かうとき、この「是より333段」の石碑が見えます。

切幡寺の石段の石碑

333段の階段といっても、若い人なら難なく上れますが年配の方はやはりつらそうでした。そして一生懸命上った先にはこの石碑があり、全力で心をへし折りにきます。

切幡寺の石段の石碑

ぜんぜん減ってない…。ここからまだまだ倍以上の階段があります。

階段を上った先に

口から心臓が出そうなほど苦しい階段を上りきると、ようやく本堂が見えてきます。見えたときにはちょっと感動しますよ。

階段からは目の前に本堂、右手に鐘楼と大師堂、左手には納経所があります。

はたきり観音

切幡寺の機織り娘の故事にもとづいたはたきり観音像

本堂の右手奥には、切幡寺の機織り(はたおり)娘の故事にもとづいた「はたきり観音」像があります。

弘法大師空海を感激させた心根の素晴らしい機織り娘は、即身成仏して千手観音像となったという言い伝えがあります。はたきり観音は右手にハサミ、左手には布を持っています。

切幡寺大塔

本堂からさらに100段ほどの階段を上ると、「切幡寺大塔」があります。

豊臣秀頼(とよとみひでより)が父・秀吉の菩提を弔うため、慶長12年(1607年)に大阪・住吉大社の神宮寺に建立した二重塔で、国の重要文化財に指定されています。

一層目と二層目がどちらも方形でできた珍しいつくりの二重塔で、この形式の塔は切幡寺大塔以外には残っていないというとても貴重なもの。

廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により、住吉大社から切幡寺におよそ10年かけて移築されました。

塔に上がることはできず、中を見ることもできませんが貴重なものなので建物だけでも見る価値がありますよ。本堂や大師堂をお参りして、クールダウンしてから上るのがおすすめです。

切幡寺大塔からのながめ

切幡寺大塔からは吉野川沿いに広がる町並みが見渡せます。

四国霊場には山の上にあるお寺は珍しくありませんが、眺望がいいお寺は意外と少ないんですよ。なんてことない田舎の景色ですが、この開けた景色は晴れた日にはとくにおすすめです!苦労して階段を上ったかいがあったと思えました。

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切幡寺の歴史

切幡寺は正式には得度山(とくどさん)灌頂院(かんじょういん)切幡寺といいます。山号も院号も、切幡寺の機織り娘の故事に由来するものです。

弘仁年間(810年~824年)、このあたりで修行をしていた弘法大師空海が村の機織り娘に「ほころびた着物を繕いたいので布をわけてほしい」と言うと、娘は織りかけの布を惜しげもなく切り裂いて差しだしました。

娘の行いに感激した空海が「何か望みはないか」と問うと、娘は「両親の供養のために千手観音像を彫ってほしい」と頼み、さらに自分も仏門に入って精進したいと言いました。

空海が千手観音菩薩像を刻んで娘を得度(出家)させて灌頂(仏教における位)を授けたところ、娘は七色の光を放ち即身成仏して千手観音の姿になったといわれています。

切幡寺の本尊は空海が彫った千手観音と機織り娘が即身成仏した千手観音の2つがあり、北向きと南向きで向かい合う形で配置されています。

娘の千手観音は開基以来の秘仏で、一度も開帳されたことはありません。

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切幡寺の御朱印

切幡寺の納経所は10番札所までの中では一番古い建物で、「昔ながらの納経所」という感じでした。

私が行ったときは他のお遍路さんもいなかったからか納経所には誰もいなくて、インターホンを押して呼び出しました。

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まとめ

階段を上るか納経所まで車で行くか迷いましたが、階段を上ったほうがお参りしたときの達成感がありました。

さらに階段を上ると見学できる切幡寺大塔まではあまり上がる人がいなかったですが、景色もいいしとても貴重なものなので、切幡寺を訪れるときはぜひ行ってみてくださいね。

 

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