さだまさしの精霊流しの歌詞の意味が悲しすぎる!しかも実話だなんて。

生活全般

毎年お盆の時期になると、しんみり流れてくるのがさだまさしの「精霊流し」。
バイオリンの音色が美しくて、亡くなった方に思いを馳せる雰囲気の素敵な曲ですよね。

でも、その歌詞の意味、本当に意味をわかっていますか?
わかってそうでわかってない、精霊流しの歌詞の本当の意味について、まとめてみました。

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精霊流しとは、お盆に行われる長崎の行事

精霊流し(しょうろうながし)というのは、毎年お盆の8月15日に行われる、長崎の行事です。

お盆には、亡くなった仏様が家に帰って来ますが、精霊流しは、帰って来た仏様をあの世に送り出す意味があります。
どこの地域でも、お盆の初日には仏様をお迎えして、最終日の16日かその前日の15日にはお送りするために火を焚いたりしますよね。

そのお送りの行事が精霊流しなのです。

名前からして何かを流すのかというと、そうではありません。
灯籠を静かに流す、いわゆる「灯籠流し」とは別物です。

精霊船(しょうろうぶね)という山車のような大きなものを、この日のために特別に作って故人の霊を乗せ、派手に爆竹を鳴らしながら、流し場と呼ばれる終着点まで運びます。流すのではなく、練り歩くんです。

ただしこれは毎年行うのではなく、初盆(亡くなってから初めてのお盆)を迎えた遺族・友達が、精霊船を作って行います。

精霊流しには爆竹が!それも箱ごと着火!🎆🎆🎆#精霊流し #精霊船

Hirofumi Satoさん(@hirofumi.sato2630)がシェアした投稿 –

 

ポイントは、亡くなった人を追悼して送る行事だということです。

さだまさしさんの歌とはずいぶんとイメージが違いますよね。
精霊流しの歌のイメージのままに長崎を訪れた人は、必ず驚くそうです。

当日は、燃えやすい服は避け、耳栓も必須だそうですよ。


>>まだまだある!一度は読みたい『お盆』にまつわる記事。一覧はこちら。

精霊流しの読み方について

確かに「精霊」は「しょうりょう」もしくは「せいれい」と読み、「しょうろう」とは読みません。
なので、精霊流しは「しょうりょうながし」と読むものという説が多く、さだまさしさん自身も間違えているんだという意見もあります。

でも、調べたところ、精霊流しは、長崎では「しょうろうながし」と発音するものなんだそうです。
さだまさしさんも、ご自分の故郷のことについて間違うわけがないですよね。

さだまさしの精霊流しは、実話が元になっている

では、さだまさしさんの「精霊流し」の歌詞は、どんな意味を持っているのでしょうか?

実はさださん自身が以前にテレビで語ったところによると、実話をもとにしているんだそうですよ。

亡くなったのは、さだまさしさんのいとこ。
さださんと同い年だったのですが、20歳の頃に、恋人と海に行って事故で亡くなったんだそうです。

精霊流しは初盆ですので、亡くなったのが7月であればすぐその直後。
亡くなったのが8月の終わりであれば、翌年の8月に歌っているということになります。

歌っているのは亡くなったいとこの恋人の女性。
初盆を迎えた彼のために、友達が集まり、故人を偲び、精霊船を出して練り歩いたんでしょう。

そんな様子を思い浮かべながら曲を聴いてみてください。
わからなかった歌詞の意味が、わかってきますよね。

 

あなたの愛した母さんの 今夜の着物は浅黄色

出典:http://www.kasi-time.com/item-15507.html

浅黄色の着物というのは、遺族が着る色なんだそうです。

2人でこさえたおそろいの 浴衣も今夜は一人で着ます

出典:http://www.kasi-time.com/item-15507.html

彼女が浅黄色を着ないで浴衣を着ると言うことは、まだ結婚していないということを表しています。

線香花火が見えますか 空の上から

出典:http://www.kasi-time.com/item-15507.html

長崎では、精霊流しの際に爆竹を大量に消費するほか、花火の消費量も相当なもので、毎年1億円を超すそうです。お墓参りに行ってもお墓の前で花火をするのは当たり前。長崎の子供たちにとっては、花火はお墓でするものなんだそうですよ。

精霊流しが華やかに 始まるのです

出典:http://www.kasi-time.com/item-15507.html

実際は歌のイメージと違う!とみんなが思っていますが、実はここでちゃんと「華やかに」と言っているんです。

 

実際の精霊流しの様子

2010年の精霊流しでは、実際にさだまさしさんが、亡くなったお父様のために帰郷したそうです。

まとめ

精霊流しが、こんなに派手な行事だということを、今回初めて知りました。
歌のイメージから、絶対に灯籠を川に流す「灯籠流し」の方だと思っていましたから。

川に流した灯籠の脇を、静かに故人を偲びながら歩いている姿を想像していましたが、あんなに派手な爆竹のなる「舟」のあとをついていっているとは、驚きでした。

でもいくらド派手だとは言え、亡くなった友達や親族を追悼する想いは変わりません。
1人で寂しくなく送ってあげたいという思いやりなんでしょうし。

全国各地でこのような、故人をあの世へ送り出す行事が行われています。
全国で行われている灯籠流しもそうですし、京都の大文字焼きも送り火の1つです。

昔から行われているお盆の意味を知るいい機会になりました。


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