読書感想文の書き方のコツ。小学生(高学年)のための手順とヒント。

子供・育児

夏休みの宿題には必ずつきものの「読書感想文」。

小学校高学年にもなると、低学年のように「なんでもいい」という感じではなくなります。それなりのまとまりや知識も必要となりますが、実際の子供はそこまで成長はしていないのが普通。そのギャップに悩んでしまうところでもありますよね。

うちもそうでした。
2人の子供はもうすでに大きいのですが、小学生時代は一緒に読書感想文について悩んだものです。

幸い私は、大学で文学を専攻していたこともあり、読書感想文の書き方については少しだけ知識があり、自分の子供だけではなく、お友達のお子さんの読書感想文を見てあげたりもしていました。

このページでは、そんな私の体験談もふまえ、10数年の時をへて私が身につけてきた読書感想文を書くコツについて、小学校高学年の場合を例にして、わかりやすくアドバイスします。あなたのお子さんの夏休みの宿題の手助けになれれば幸いです。

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高学年の読書感想文の悪い例

まずここで、高学年の子供がやりがちな、読書感想文の悪い例についてご説明します。

あらすじしか書かない

必ずおちいる悪い例。それはズバリ、あらすじだけで終わってしまうことです。

低学年の子が、感想文とあらすじの区別がつかずに、物語の内容ばかりを書いてしまうのと違い、高学年になると、うっすらその辺の違いがわかってきているにもかかわらず、面倒だからあらすじを書くというパターンが多くなります。

一見、たくさん書いていてOKであるような気がするのですが、これは感想文ではありません。ただ、本の内容を説明しただけにすぎません。
読書感想文なのですから、感想の部分がないといけません。

高学年の場合は、低学年のように、親がつきっきりということはなく、自分のタイミングで書くでしょうから、最初に、あらすじだけじゃなくて感想も書かないといけないことを、教えてあげるといいでしょう。

そして、書けたら一度見せてもらって、上手にできていなかったらアドバイスしてあげるといいと思います。

親が直しすぎ

小学校高学年と言えども、読書感想文なんて普段書かないので難しいもの。上手に書けなくて当たり前です。

低学年と違って高学年になると、親が求めるものが多くなるため、必要以上に口を出してしまいがちですが、できる限り、子供が書いた文章を尊重するようにしましょう。
自主性も出てくる年齢ですので、親が口を出しすぎると、やる気を失ってしまう子供もいるはずです。

読書感想文の構成


本当は感想文なので、感想だけで既定の枚数をを埋めたいところなんですが、それはさすがに荷が重いです。
そもそも本をちゃんと読んでいない子供にとって、感想をひねり出すのは至難の技だからです。

なので、比較的書くのが楽なあらすじで5割。感想も5割くらいをメドにすると、負担が少なくていいです。
もちろん、感想の割合がもう少し増えてもいいのですが、あらすじがこれ以上増えないように注意です。

たとえば、課題が原稿用紙3枚だとすると、1枚半をあらすじに使い、残りの1枚半を感想に使う感じがちょうどいいです。

ここから先は、各パートについて詳しく解説していきます。

書き出しについて

どういうふうに書き出したらいいのか?そこは本当に悩みますよね。

いろいろなパターンがありますが、こんな感じが無難でいいのではないでしょうか。

「私は、○○作の○○という本を読みました。読んでみようと思った理由は○○だからです。」

その本を読むにいたった理由なんて、本当は

  • 学校の課題図書だったから
  • 一番短くて読みやすそうだったから

といったような理由なのですが、

そこをあえて、「私が動物が大好きだからです」とか「主人公が頑張っていそうで興味を持ったからです」などの理由にします。

あらすじ部分について

書き出しに続いて、本のあらすじを書いていきます。

この本は、主人公の○○が、○○をするところから始まります。○○で○○をしていると、○○がやってきて、○○と言いました。そして2人は一緒に○○をすることになりました。途中○○が○○をして仲が悪くなったりしますが、最後には○○が○○をして、○○という結果になります。

など。

本の一部を写したり、ネットからあらすじを拾ってくるのではなく、自分の言葉で書くのがポイントです。
そうすることで、読書感想文がお子さんらしい文章になり、すごくいいものになります。

感想部分について

本の中の2ヶ所か3ヶ所、心が動いた場面をピックアップしてみてください。
そして、その部分について感想を書きます。

この話の中で、私が一番心に残ったのは、○○が○○をした場面です。○○が「~~」と言ったときに○○は「~~」と答えるんです。ここは○○の気持ちがすごく表れていると感じました。私もそんな状況になったらそうすると思います。○○の考え方にはすごく共感して嬉しい気持ちになりました

など。

「悲しい」「嬉しい」「怒った」「感動した」などの「感情」を書くように考えてみましょう。
「その通りだと思った」「私ならこうすると思った」「それは間違っていると思った」などの意見でもOKです。

要は、お子さんならではの感じたことが伝わればいいんです。

2ヶ所3ヶ所書くときには、「それから」「次に」などの言葉でつなぎます。
指定の文字数になるまでこれを重ねていけば、すぐにクリアすることができます。

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終わり方(まとめ)

全体を通して、作者が伝えたかったことは何でしょう。

それを考えた上で、「これからこうしようと思った」「私もそういうときには友達にこうしてあげようと思った」などのまとめで締めると高学年らしくなり、立派な読書感想文になります。

親のかかわり方について

男の子によくありがちなのですが、自分の感情を書き表すのが苦手なお子さんもいます。
そんな子の場合は、あらすじは書けても感想がなかなか書けないということがあるかと思います。

お母さんは、「どこが面白かった?」「どう感じた?」など、書くべきことがお子さんの口から出てくるように誘導してあげるといいと思います。
何か感想が口から出てきたら、「それを書いてごらん」と言ってあげましょう。

決してお母さんが文章を考えたりせずに、つたない文章であっても、お子さんが自分で文章を組み立てるのを見守ってあげてください。

全体の口調について

どんな口調で書かせればいいの?というのも悩むところですよね。
でもここは、「ですます」言葉が一番自然です。

「こんなことがありました。」「それは許せないと思います。」などなど。

高学年になると、このへんの統一感は必要になるので、途中でもし口調が変わってしまっていたら、そこはお母さんが直させてあげるべきです。

中学生になると、論文のような文章を書くことも求められてきます。
高学年はその前段階なので、口調をそろえたり、少し難しい言葉を使ったりすることも、練習していくべきだからです。

まとめ

小学生の高学年の子供が、夏休みの読書感想文を書くコツについて、私なりのアドバイスをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ポイントは、親が文章を作ったりせずに、お子さんならではの文章を上手に引き出してあげることです。
感情を表すことが苦手な子もいますので、会話の中で、書くべきことを教えてあげてください。

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